【2025最新】福井県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報まとめ

【2025最新】福井県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報まとめ

福井県内では2025年も(クマ)の目撃出没が相次いでおり、10月29日には勝山市で県内初となる「緊急銃猟」が実施されるなど、深刻な状況が続いています。

福井県の山林にはどこにでもツキノワグマが生息しており、市街地での目撃情報も増加傾向にあります。

本記事では、福井県内の熊(クマ)出没最新情報、生息地の詳細、熊情報の確認方法、そして万が一遭遇した場合の対処法まで、幅広い年齢層の方に役立つ情報を分かりやすくまとめました。

目次

福井県の熊(クマ)生息地について

福井県では、推定610~1,040頭のツキノワグマが生息しています。

その分布は嶺北地域と嶺南地域に大きく分かれており、嶺北地域には370~800頭、嶺南地域には230~240頭が生息していると推定されています。

福井県におけるツキノワグマの生息地域の特徴

福井県のツキノワグマは、白山・奥美濃地域個体群と北近畿東部地域個体群という2つの大きな地域個体群に属しています。

県内の山林には基本的にどこにでもツキノワグマが生息していると認識する必要があります。

特に生息密度が高いのは、ブナやミズナラ、コナラなどのブナ科樹木が豊富に分布する山間部です。

これらの樹木の実(堅果類)は、秋期のツキノワグマの主要な食物となっています。

福井県では、高標高域に分布するブナとミズナラがクマの大量出没の要因と深く関わっていることが調査で明らかになっています。

市街地への接近が増加している背景

近年、福井県内では中山間地の人口減少により、人の手が入らなくなった田畑が荒れて藪と化し、クマの隠れ場所が増加しています。

また、収穫されずに放置されたカキやクリの実がクマの餌となり、人里へ引き寄せる原因となっているのです。

専門家は「山の奥にいたクマが、人の暮らしに近いところに生息域を拡大している」と指摘しており、市街地への出没は今後も増加する可能性が高いとされています。

福井県の熊の目撃情報(2025年最新)

2025年11月現在、福井県内では深刻なクマの出没状況が続いています。

10月29日だけでも、勝山市、大野市、福井市、あわら市など複数の市町で目撃情報が寄せられました。

10月29日の主な目撃情報

  • 勝山市旭町1丁目:午前8時50分頃、まつぶんこども園付近で成獣2頭を目撃。その後、県内初の緊急銃猟が実施され、親子クマ2頭が駆除されました​
  • 福井市島寺町:午前11時25分頃、県道沿いの山中に成獣1頭と幼獣1頭。午後1時40分頃にも成獣1頭が目撃されました
  • あわら市柿原区:午後1時10分頃、成獣1頭と幼獣1頭が目撃されました
  • 大野市:複数箇所で痕跡や目撃情報が報告されました

2025年の出没状況の特徴

福井県内の2025年4月から10月26日までのクマ出没件数は549件に達しています。

特に奥越地域(大野市・勝山市)では、前年同時期と比べて約2倍の出没件数を記録しています。

過去のデータを見ると、2024年度の出没件数は12月末時点で886件に上り、2021年度以降で最も多い記録となりました。

2024年春から初夏にかけても出没が急増し、4月から6月中旬までに303件のクマ出没が確認され、これは2004年の統計開始以来、同時期として過去最多の数字でした。

出没が増加している主な原因

2025年秋はクマの餌となる堅果類の結実状況が不作であり、過去の大量出没年と同程度に不良だったことが調査で明らかになっています。

ブナおよびミズナラの結実状況がいずれも不作であるため、クマが食べ物を求めて人里に近づく傾向が強まっています。

福井県の熊(クマ)出没情報の確認方法

福井県では、熊(クマ)の出没情報をリアルタイムで把握できる公式システムを提供しています。

外出前や山間部への移動前には、必ず最新情報を確認することが重要です。

福井クマ情報システム

福井県が提供する「福井クマ情報」は、県内のクマの出没位置情報を地図上で視覚的に確認できるGIS(地理情報システム)を利用したウェブサービスです。

このシステムでは以下の情報を検索・閲覧できます

種別:「目撃」「痕跡」「人身被害」から選択可能

市町:福井市、大野市、勝山市、あわら市など、関心のある地域を指定

日付:「直近1週間」「昨日」など、最新の情報を把握可能

クマの頭数:成獣・幼獣の区別

詳細な場所:具体的な出没地点

メールマガジン配信サービス

福井県では、クマの出没情報をメールで受け取ることができるメールマガジンサービスを提供しています。

登録は無料で、スマートフォンから簡単に登録可能です。

登録方法は、福井クマ情報のウェブサイトから空メールを送信するか、QRコードを読み込むだけ。

登録の際には、関心のある市町にチェックを入れることで、その地域の出没情報のみを受信することができます。

情報の遅延に注意

福井クマ情報システムはとても有益なシステムです。

一つ注意点として、各市町で出没情報が集約された後に県の担当者によって登録される仕組みのため、実際の目撃から情報の反映まで数日の遅延が生じることがあります。

マップに情報がないからといって、絶対に安全とは言い切れない点に注意が必要です。

福井県で熊(クマ)の出没が多い地域と時期

出没が多い地域

福井県内では、特に以下の地域でクマの出没が多く報告されています

奥越地域(勝山市・大野市):2025年10月には前年比2倍の出没件数を記録しています。市街地での目撃も増加しており、10月29日には勝山市中心部のこども園付近で緊急銃猟が実施されました​

福井市:市街地に近い島寺町などでも目撃が相次いでいます。2024年6月にはJR福井駅から約2キロの住宅街でクマが民家に侵入する事案も発生​

あわら市:過去5年間の平均が約7件だったのに対し、2024年春には49件と爆発的に増加しました

越前市:平均約4件に対し23件と増加傾向にあります

鯖江市:市街地でも痕跡が確認されています

出没が多い時期

ツキノワグマの出没には季節的な変動があります

  • 春期(4月~6月):冬眠明けのクマが活動を開始し、山菜などの新芽や若葉を求めて行動します。この時期は山菜採りに出かける人も多く、遭遇のリスクが高まります
  • 秋期(9月~11月):ブナやナラ類の堅果類(どんぐり類)が主食となる時期です。特に堅果類が不作の年は、クマが食べ物を求めて人里に大量出没する傾向があります

2025年は堅果類の結実状況が不作であるため、秋以降の大量出没が予測されています。

時間帯による注意点

ツキノワグマは基本的に昼行性ですが、朝夕(薄明薄暮時)に活動が活発になります。

特に人家の近くへは夜間にやってくることもあるため、早朝、夕方、夜間の外出は控えることが推奨されています。

熊(クマ)に出会わないための対策

クマとの遭遇を避けるためには、日頃からの予防対策が最も重要です。

以下の対策を心がけましょう。

クマを引き寄せない対策

  • カキやクリは早めに収穫する:収穫予定のない果樹は伐採することも検討しましょう。勝山市では、カキの実を回収する収集車を市役所に配置するなど、対応を強化しています
  • 生ゴミや農作物を屋外に放置しない:クマは非常に優れた嗅覚を持っており、3キロ離れた場所からでも臭いを嗅ぎ分けます
  • お墓のお供え物は持ち帰る:放置されたお供え物がクマを引き寄せる原因になります
  • クマの隠れ場所になる藪は刈り払う:集落周辺の草刈りを行い、見通しを良くすることが重要です

クマとの遭遇を避ける対策

  • 最新の出没情報を確認する:外出前に福井クマ情報やメールマガジンで最新情報をチェックしましょう
  • 音を出して存在を知らせる:熊鈴やラジオを鳴らし、クマに人の存在を知らせます。高音域の「チーン」と鳴るタイプの鈴が効果的とされています
  • 単独行動を避ける:複数人で行動すれば自然に騒がしくなり、クマと遭遇する確率は低くなります。4人以上の集団に本攻撃を仕掛けるクマはまれです
  • 早朝や夕方の不必要な外出は控える:クマの活動が活発になる時間帯の外出は避けましょう
  • 川沿いでは注意する:川の流れの音でクマの接近に気づきにくくなります

おすすめのクマ対策グッズ

  • 熊鈴:消音機能付きのサイレントタイプが推奨されます。山小屋滞在時や電車、バスの移動中でも音を気にせず使えます
  • クマ撃退スプレー:最後の手段として携帯することが推奨されます。噴射距離は約10メートル、使用期限は5年です。ただし、風向きと距離に注意が必要で、最終手段として使用すべきです
  • ホイッスル:大きな音を出せる道具として有効です

熊に遭遇してしまった場合の対処法

万が一クマと遭遇してしまった場合、正しい対処法を知っておくことが命を守るために非常に重要です。

基本的な対処法

  • とにかく落ち着くこと:慌てて走って逃げると、クマが本能的に追いかけてくる可能性が高まります
  • クマを見ながらゆっくり後退する:背中を見せずに、クマから目を離さないように注意しながら静かに後ずさりします
  • クマと目を合わせない:目を合わせることは攻撃の合図になるため危険です。クマから目を離さないように注意しつつ、直接目を合わせないようにします
  • 騒がず、決して走らない:クマは時速50キロメートル(自転車より速い)で走ることができるため、走って逃げても追いつかれます

やってはいけないこと

  • 死んだふりをする:「クマに会ったら死んだふりをしろ」というのは迷信です。クマは死んだ動物も食べるため、むしろ危険です
  • 急に行動する、慌てる:クマが驚いてどんな行動を取るかわからないため危険です
  • 背中を見せて走る:絶対にNGです。クマは逃走する対象を追いかける習性があります

子グマに遭遇した場合

子グマを見かけても、絶対に近づいてはいけません。

近くには必ず母グマがいます。母グマは子グマを守るために非常に攻撃的になっている可能性が高く、子グマへの接近は最も危険な行動の一つです。

襲われそうになった場合

攻撃が避けられないときは、地面に伏せて両手で首の後ろをガードし、頭と首を守ります。

首と頭部が最も重要な急所であるため、これらを保護することが優先されます。​

福井県の熊(クマ)対策の取り組み

福井県では、ツキノワグマによる人身被害防止のため、様々な対策を強化しています。

緊急銃猟制度の導入

2025年9月から、市町村長の判断で市街地に出没したクマを銃で駆除できる「緊急銃猟」制度が始まっています。

これまでは警察の判断により行われてきましたが、法律の改正により、一定の条件を満たせば市町の判断で発砲できるようになりました。

10月29日には、勝山市で県内初の緊急銃猟が実施され、こども園近くの藪に潜んでいた親子クマ2頭が駆除されました。

現場は勝山市役所から南東約600メートルの住宅地で、猟友会員が計12発を発砲したとのことです。​​

管理計画の策定

福井県は2025年4月から「第二種特定鳥獣管理計画(ツキノワグマ)」を施行し、従来の「保護計画」から「管理計画」に転換しました。

この計画により、捕獲の上限数(156頭)を廃止し、年間捕獲目標数を約3割増の210頭(嶺北160頭、嶺南50頭)に設定。

この転換により、個体数調整を目的とした捕獲が可能になり、より積極的なクマ対策が実施できるようになっています。

各市町の取り組み

  • 勝山市:緊急銃猟の運用手順マニュアル案をいち早く策定し、県内市町で最も早く進めています
  • 大野市:県と合同で県内初の緊急銃猟訓練を実施しました
  • 南越前町:緊急銃猟を想定した訓練が実施され、約90人が参加しました

支援制度

福井県は、クマを人里に近づけないよう樹木を伐採する自治会などへの補助について、上限を5万円から10万円に引き上げるなどの支援を強化しています。

まとめ:【2025最新】福井県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報

福井県内では2025年も引き続きツキノワグマの出没が多発しており、特に奥越地域では前年比2倍の出没件数を記録しています。

県内の山林にはどこにでもクマが生息しており、市街地での目撃も珍しくなくなっています。

クマとの遭遇を避けるためには、外出前に福井クマ情報やメールマガジンで最新の出没情報を確認し、熊鈴などで音を出しながら行動することが重要です。

また、カキやクリの実を早めに収穫し、生ゴミを屋外に放置しないなど、クマを引き寄せない対策も欠かせません。

福井県では緊急銃猟制度の導入や管理計画の策定など、対策を強化していますが、私たち一人ひとりが正しい知識を持ち、適切な行動を取ることが最も重要です。

日頃からの予防対策を心がけましょう。

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