【2025最新】三重県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報まとめ

【2025最新】三重県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報まとめ

三重県内でツキノワグマの目撃情報が急増しており、2025年は10月初旬時点ですでに55件の出没が確認されています。

これは過去最多だった2024年度の162件に次ぐ記録的な多さで、熊野市や伊賀市を中心に県内各地で出没が相次いでいます。

本記事では、

【2025最新】三重県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報まとめ

と題しまして、三重県内における熊(クマ)の最新出没状況、生息地域、具体的な予防対策、遭遇時の対処法について詳しく解説します。

目次

三重県の熊(クマ)出没・目撃情報【2025年最新データ】

2025年の出没件数と推移

三重県では、2025年4月から10月8日までに県内でツキノワグマの出没55件確認されています。

統計を取り始めた2006年度以降では、過去最多だった2024年度の162件に次ぐ多さとなっており、今年度も高い水準で推移している状況です。

市町別では熊野市が18件で最多、次いで尾鷲市10件紀北町7件と東紀州地域で全体の約6割を占めています。

内陸部でも伊賀市6件津市4件が確認されており、従来生息していないと思われていた地域でも目撃情報が寄せられています。

近年(2023年以降)の出没件数の推移

三重県のツキノワグマ出没件数は年々増加傾向にあります。

2023年度は40件で当時の過去最多を記録しましたが、2024年度はその4倍以上となる162件に急増しました。

この背景には、紀伊半島全体のツキノワグマ個体数が増加していることが影響しています。

2025年の具体的な目撃事例

2025年に入ってからも、三重県各地で熊(クマ)の目撃が相次いでいます。

主な事例として、

◆10月23日:紀北町島原志子奥の消防団詰め所付近でクマらしき動物が目撃されました。

◆10月11日:熊野市大泊町地内で目撃情報あり。

◆9月6日:便ノ山地区の便石山登山道で目撃情報がありました。

◆8月31日:伊賀市西高倉新居の伊賀コリドールロードで、体長約100センチのクマらしき動物1頭がドライブレコーダーに記録されています。

◆8月5日:松阪市飯高町粟野の山中でシカ捕獲用のくくり罠にツキノワグマ(体長約130センチのオス成獣)が錯誤捕獲され、後に殺処分されました。

◆6月:津市白山町福田山で訓練中の陸上自衛隊員2人が3メートルの距離でクマらしき動物を目撃する事例も発生しています。

三重県の熊(クマ)生息地と分布状況

紀伊半島のツキノワグマ個体数

紀伊半島(三重県、奈良県、和歌山県)に生息するツキノワグマは、環境省が2024年に実施した調査により推定468頭(一部資料では467頭)とされています。

1984年の調査では約180頭と推定されていたことから、40年で2倍以上に増加したことになります。

この個体数増加により、環境省の指針で「保護すべき個体群」とされる400頭以下の基準を超え、三重県や和歌山県は保護政策から管理政策への転換を進めています。

三重県内の主な生息地域

三重県内でツキノワグマが生息しているのは、主に以下の地域です。

北部地域では鈴鹿山脈周辺に生息が確認されています。いなべ市や鈴鹿市では「クマらしき」動物の目撃情報が報告されています。

中部地域では津市白山町や松阪市飯高町などの山間部で目撃が相次いでいます。津市では2025年6月に複数の目撃情報があり、クマアラートが発表されました。

南部・東紀州地域は県内で最も出没が多い地域です。熊野市、尾鷲市、紀北町、御浜町、紀宝町などで頻繁に目撃されており、熊野古道周辺でも注意が必要です。

伊賀地域では伊賀市と名張市で目撃情報が増加しており、奈良県境の山地を行き来していると考えられています。

三重県のツキノワグマは、紀伊山地や鈴鹿山脈を中心に、奈良県・和歌山県と連続する山地を移動しながら生息しています。


「三重県クマ(熊)アラート」発表地域と警戒エリア

クマアラート制度について

三重県は2024年8月から「三重県クマアラート」の運用を開始しました。

これは出没件数や人身被害の発生状況に応じて、「注意報」と「警報」の2段階で住民に注意喚起を行う制度です。

注意報は、各農林事務所管内で出没件数が過去5年間の平均値の2倍を超えたときや、人身被害の発生が懸念される場合に発表されます。

警報は、実際にクマによる人身被害が発生したときに、原則として市町単位で発表されるものです。

2025年10月現在のクマアラート発表状況

2025年10月末時点で、三重県内の複数地域にクマアラート(注意報)が発表されています。

◆伊賀農林事務所管内(伊賀市・名張市)では、令和7年6月5日から10月31日まで注意報が発表されています。6月の出没件数が基準値を超えたことを受け、運用開始後初の発表となりました。


◆熊野農林事務所管内(熊野市・御浜町・紀宝町)では、令和7年6月23日から10月31日まで注意報の期間が延長されています。9月の出没件数が基準値を超えたことが延長理由です。


◆尾鷲農林水産事務所管内(尾鷲市・紀北町)でも注意報が発表されており、東紀州地域全体で警戒が続いています。


◆伊勢農林水産事務所管内(伊勢市、鳥羽市、志摩市、玉城町、度会町、大紀町、南伊勢町)でも注意報が発表されました。伊勢志摩地域では従来出没が少なかった地域ですが、警戒が必要となっています。

これらの地域では、防災行政無線による注意喚起、登山道や観光施設への看板設置などが行われています。

三重県の熊(クマ)目撃情報の確認方法

ツキノワグマ出没情報マップ

三重県は人身被害を未然に防ぐため、県に寄せられたクマの目撃情報があった位置(過去1年分)を「ツキノワグマ出没情報マップ(Mie Click Maps)」として公開しています。

このマップでは、目撃日と場所、発見形態(目視、フン、足跡など)が記載されており、「出」(出没)、「目」(目撃)、「跡」(フンや足跡の発見)などの記号で表示されています。

ツキノワグマと断定できない情報も含まれているため注意が必要です。

マップは三重県公式ホームページからアクセスでき、山に入る前や登山計画を立てる際の重要な情報源となります。

クマ対策のスマホアプリによる警告システム

三重県は2025年9月から、スマートフォンアプリを活用した新たな対策を開始するという情報を出していましたが、確定情報を見つけることができません。

このアプリは出没情報を迅速に提供し、利用者が出没地点に近づくと警告を発する仕組みです。

都道府県レベルでこうしたアプリをクマ対策として導入するのは初めての試みとされています。

アプリでは目撃情報の投稿や出没地点の確認も行えます。

今後、詳細が分かれば追記予定です。​

熊(クマ)の活動が活発になる時期と時間帯

年間を通じた活動時期

ツキノワグマが活発に活動する時期は、主に以下の3つです。

5月頃(分散期):若いクマが母グマから離れる時期で、若いクマの出没が増加します。経験の浅い若いクマは人里に近づきやすい傾向があります。


6~7月頃(繁殖期):オスがメスを求めて行動圏を拡大する時期で、普段クマが出没しない地域でも出没する可能性が高まります。三重県でも6月から7月にかけて出没が増加しています。


10~12月(飽食期):は冬眠前でクマの食欲が増す時期で、多くの餌を求めて活発に行動します。クマが冬眠を始める12月頃までは特に注意が必要です。三重県は10月から12月を特に注意が必要な時期として住民に呼びかけています。​

1日の中で注意すべき時間帯

ツキノワグマは「薄明・薄暮型」と呼ばれ、早朝や夕方が最も活動する時間帯です。

明け方から日の出後、夕暮れ時が特に警戒が必要です。

日中も活動することはありますが、早朝・夕方の時間帯に山野に立ち入る際は特に注意が必要です。

また、雨や風の強い日は人の気配が分かりづらく、クマと遭遇する可能性が高くなります。

熊(クマ)に遭わないための予防対策

音で存在を知らせる

クマは警戒心が強く、人の気配を察すると自ら離れていくことが多い動物です。そのため、音で自分の存在を知らせることが最も重要な予防策となります。

山野(森林内)等に立ち入る際は、鈴、笛、ラジオなどの音のするものを携帯し、単独行動を避けましょう。複数人なら会話を続けることも効果的です。特に見通しの悪い場所では手を叩いたり、声を出したりすることが推奨されます。

沢沿いや風の強い日は鈴の音がかき消されやすいため、電子ホイッスルやベアホーンを併用するのが効果的です。音のバリエーションを持つことが予防のコツです。

熊鈴については効果を疑問視する意見もありますが、多くの専門家や自治体は有効な対策として推奨しています。重要なのは過信せず、周囲の音にも注意を払うことです。

見通しの悪い場所を避ける

見通しの悪い場所に不用意に入ると、クマと鉢合わせする危険があります。藪や林道、沢沿いの道はクマの行動圏であり、特に注意が必要です。

クマを引き寄せない環境づくり

誘引物の除去

クマの餌となるもの(生ゴミ、不要となった果実や農作物等)は除去し、クマを誘引するもの(家畜飼料、塗料や燃料等)は鍵のかかる場所で保管するなどして適切に管理しましょう。

栽培している農作物やミツバチの巣箱等は、電気柵で囲う等で適切に管理することが推奨されます。

藪を刈り払い

クマが出没しにくい環境をつくることも効果的です。見通しを良くすることで、クマが人家に近づきにくくなります。

においを残さない

クマは嗅覚が非常に鋭く、数キロ離れた場所の食べ物のにおいを感じ取ります。

食料は密閉容器や防臭袋に保管し、ゴミは必ず持ち帰りましょう。

甘い香りのする日焼け止めやリップクリームにも注意が必要です。

キャンプやテント泊では、食料を寝室に持ち込まないことが基本です。

出没情報を事前に確認する

山に入る前には、必ず三重県の「ツキノワグマ出没情報マップ」や地元自治体の情報を確認しましょう。

クマの痕跡(新しいフン、足跡、木の爪痕など)を見つけたら、引き返す勇気を持つことが大切です。

熊(クマ)に遭遇してしまったときの対処法

基本的な心構え

もし登山道でクマと鉢合わせしたら、まずは深呼吸をして落ち着くことが最も大切です。

パニックになって走って逃げるのは最も危険な行動で、クマは走るものを本能的に追いかけてしまいます。

距離別の対処法

クマが遠くにいる場合(20メートル以上):襲われることはまずありません。落ち着いて、その場から静かに離れましょう。走ったり大声を出したりしてクマを驚かせてはいけません。


クマが近くにいる場合(10メートル前後):クマに背中を見せず、落ち着いてゆっくり後ずさりしてその場を離れましょう。両手を広げて体を大きく見せ、落ち着いた声で話しかけることも有効です。

距離が10メートルくらいまで近づいてしまったら、こちらの存在を知らせるために「オイッ」と声をかけます。クマが気付いて立ち去ってくれることもあります。


クマがさらに接近してくる場合(5メートル以下):クマ撃退スプレーが最も確実性の高い対処法です。攻撃しようとこちらに向かってくるクマに吹きかければ、進路をそらせることができます。ただし、風向きに注意し、使用後は強いヒリヒリ感に襲われることを理解しておく必要があります。​​​

三重県の熊(クマ)対策の取り組み

ツキノワグマ管理計画の策定

三重県は、ツキノワグマの個体数増加と出没件数の急増を受け、初めて「三重県ツキノワグマ管理計画」の策定を進めています。

2025年10月16日に開かれた県議会の常任委員会で示された中間案では、人の生活圏に出没したクマは原則として駆除する方針が盛り込まれました。

具体的には、「人を襲う」「民家に侵入する」などの問題行動をとったクマは、原則駆除とする方針が明記されています。

三重県は条例などでツキノワグマを希少動物に指定し、保護対象としてきました。

ですので、これまでは、保護のため捕獲したクマは山に放されてきたのです。

しかし、被害防止の観点から政策を転換し、県は今後、希少動物指定の解除も視野に検討を進め、12月に最終案を県議会に示す予定です。

緊急銃猟の訓練実施

三重県は2025年9月に施行された「改正鳥獣保護管理法」に対応し、市街地など人の生活圏にクマが出没した際、周辺の安全を確保するなどの一定条件を満たした上で、自治体が銃による捕獲を実施できる「緊急銃猟」の訓練を実施しています。

2025年10月16日には松阪市高町の県松阪庁舎で訓練が行われ、県警の松阪署や大台署、松阪地区の各自治体、県猟友会各支部、県松阪農林事務所の職員計26人が参加。

訓練では、市内の河川敷や商業施設にクマが出没したことを想定し、情報伝達や交通規制、住民の避難誘導の手順などを確認しました。​

その他の対策

三重県は「三重県ツキノワグマ出没等対応マニュアル」を運用しており、人とツキノワグマとの棲み分けを図るとともに、錯誤捕獲の防止に努めています。

また、連絡体制の構築、出没状況に応じた対応方針の作成、研修と人員の配置など、総合的なクマ対策を進めています。

まとめ:【2025最新】三重県の熊(クマ)生息地と目撃・出没情報

三重県内のツキノワグマ出没・目撃件数は2025年も高水準で推移しており、10月初旬までに55件が確認されています。

紀伊半島全体のツキノワグマは増加しており、県は管理計画を策定し、生活圏出没クマの原則駆除方針を打ち出しています。

山に入る際は鈴やラジオなど音のするものを携帯し、早朝・夕方の単独行動を避け、特に10月から12月の冬眠前の時期は警戒を強めることが重要です。

三重県の「ツキノワグマ出没情報マップ」などで最新情報を確認し、安全な行動を心がけましょう。

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