2025年9月21日に閉幕した東京世界陸上では、9日間で61万9288人もの観客が国立競技場に熱狂しました。
34年ぶりの東京開催は大成功を収めましたが、陸上ファンが注目するのは次回大会がいつ開かれるのかと開催地でしょう。
本記事では、
【世界陸上】次の開催地はどこでいつ行われる?東京2025後の世陸について
と題し、世界陸上の今後の開催地と日程について、最新の情報を基に詳しく解説いたします。
次の世界陸上は2027年に北京で開催
東京2025世界陸上の次に開催される第21回世界陸上競技選手権大会は、2027年9月11日から19日まで中国・北京の北京国家体育場(鳥の巣)で開催されることが決定されています。
この北京での開催決定は2024年2月28日、英国・グラスゴーで開催されたワールドアスレティックス(世界陸連)の第234回理事会で発表されました。
北京での開催は2015年大会以来12年ぶり2度目となり、東京2025に続いて2大会連続のアジア開催です。
当初はイタリア・ローマやトルコ・イスタンブール、英国・ロンドン、ケニア・ナイロビなどが立候補を検討していました。
でうが、イタリア政府が資金提供を拒否したことでローマが撤退したことなどにより、最終的に北京に決定されています。
今後の「世界陸上」開催地:2029年・2031年大会の招致競争
2029年世界陸上の開催地については、現在複数の国が立候補を表明しています。
最も有力視されているのは英国・ロンドンで、2025年7月19日に英国政府が正式に立候補を支持すると表明しました。
もし、実現すれば2017年大会以来12年ぶりのロンドン開催となります。
一方、アフリカ初の開催を目指すケニアも積極的に動いており、ケニア陸連のジャクソン・トゥウェイ会長は2025年9月6日、2029年または2031年の世界選手権開催地に立候補すると正式に表明しました。
会場としてはナイロビのモイ国際スポーツセンター・カサラニまたはニャヨナショナルスタジアムが候補に挙がっています。
2029年・2031年大会の招致プロセスは既に開始されており、ワールドアスレティックスは2025年7月6日に正式な招致ガイドラインを発表しました。
立候補を検討する加盟連盟や関係機関は、2025年10月1日までに事前資格審査書類を提出する必要があります。
世界陸上開催地:立候補国の動向と戦略
ケニアの立候補には特に注目が集まっています。
同国のサリム・ムブリヤ青年・創造経済・スポーツ担当内閣官房長官は、東京で開催中の世界陸上でワールドアスレティックスのセバスチャン・コー会長と会談し、国家戦略として陸上大国ケニアを確立する意向を示しました。
ウィリアム・ルト大統領も政府の全面支援を約束しています。
英国(イギリス)の立候補については、キア・スターマー首相が「国家的誇りの瞬間となり、素晴らしいスポーツイベント開催における国際的地位を高める」と述べ、政府レベルでの強力なバックアップ体制が整っているでしょう。
その他にも、エチオピア、イタリア、ドイツ、韓国、インドなどが立候補を検討しており、激しい招致合戦が予想されます。
世界陸上の開催頻度と歴史的背景
世界陸上競技選手権大会は1983年にフィンランド・ヘルシンキで第1回大会が開催されて以降、2年に1度の頻度で実施されています。
日本は1991年東京、2007年大阪、2025年東京と3回開催しており、同一国での3回開催は世界初の記録。
歴代開催地を見ると、ヨーロッパでの開催が最も多く、次いでアジア、北米、オセアニア、中東の順となっており、アフリカでの開催は実現していません。
このため、ケニアが招致に成功すれば歴史的な意義を持つことになります。
世界陸上:アジア開催の意義と今後の展望
東京2025に続く北京2027のアジア連続開催には大きな意味があります。
ワールドアスレティックスのコー会長は「14億人以上の人口を抱える中国は世界最大のスポーツ市場の一つ」と述べ、アジア地域でのスポーツ普及と観客拡大への期待を示しているでしょう。
実際に、中国は2023年のワンダ・ダイヤモンドリーグの放送視聴者数で累計3億6890万人を記録し、世界最高のパフォーマンスを示しています。
世界陸上開催地決定のプロセスと基準
世界陸上の開催地決定には複数の要素が考慮されます。
主な基準として、競技施設の充実度、宿泊・交通インフラの整備状況、政府レベルでの支援体制、財政的保証、過去の大規模スポーツイベント開催実績などが重視されるポイントです。
ワールドアスレティックスは東京2025世界陸上期間中にオブザーバープログラムを実施し、立候補を検討する国の関係者に大会運営のノウハウを提供しました。
これは2029年・2031年大会の招致に向けた重要な機会となったことでしょう。
まとめ:【世界陸上】次の開催地はどこでいつ行われる?
「東京2025世界陸上」の成功を受けて、早くも次の開催地である「2027年北京大会」への期待が高まっています。
2029年・2031年大会の開催地争いも激しさを増し、英国・ロンドンの経験豊富な開催能力と、アフリカ初開催を目指すケニアの情熱的な挑戦が注目の焦点となるでしょう。
今後、世界陸上がより多くの地域で開催されることで、陸上競技の国際的な発展と普及に大きく貢献することが期待されます。
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