2025年7月に行われた参院選で大きく議席数を増やした政党【参政党】。
今回の大躍進により、一気に注目度を増した参政党のことを詳しく知りたい方も多いと思います。
本記事では、
2025最新版【参政党とはどんな党なの?】についてわかりやすく解説
と題しまして、参政党の基本的な情報や最新情報を、ギュっとまとめて分かりやすくお伝えします。
参政党とはどんな党なのか?
参政党の基本的な情報
参政党は2020年に「投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる」という理念のもと設立された新興政党です。
2022年の参議院選挙で約177万票を集めて神谷宗幣氏が初当選し、国政政党となりました。
2025年の参議院選挙では「日本人ファースト」をキャッチコピーに掲げ、大躍進を果たしたのは記憶に新しいところですよね。
参政党は、特定の支援団体や資金源を持たず、一般国民がインターネットを通じて集まって結成された「DIY政党」として注目を集めています。
参政党の設立と歴史・成り立ち
参政党は、元大阪府吹田市議会議員の神谷宗幣氏を中心として2020年4月に設立されました。
党の前身は2019年4月に開設されたYouTubeチャンネル「政党DIY」で、約1年間にわたって政治や社会問題について50本以上の動画を配信し、約45,000人のチャンネル登録を獲得。
結党時のボードメンバーには、神谷氏のほか、YouTuberのKAZUYA、政治アナリストの渡瀬裕哉、元衆議院議員の松田学、元日本共産党員の篠原常一郎が名を連ねています。
しかし、2020年末のアメリカ大統領選で「不正選挙」を主張したことから、KAZUYAや渡瀬氏など結党時メンバーの多くが離党。
代わりに武田邦彦、赤尾由美、吉野敏明らが加わりました。
参政党の前身「DIY政党」とは何か
参政党の最大の特徴は「Do It Yourself(DIY)政党」としての性格です。
これは「投票したい政党がないのなら自分たちで作ろう」というコンセプトを意味し、党員には党の未来を自分たちで作るという意識が強く、運営なども党員の自主性を重んじる傾向があります。
全国に289の支部(衆議院小選挙区ごと)を設置し、党員が主体的に政治活動を行う仕組みを構築。
支部では勉強会やタウンミーティング、選挙活動などが行われ、地域の問題解決を中央政府に丸投げせず、同じエリアに住む仲間と共に考える活動を展開しています。
参政党の理念と政策
基本理念と綱領
参政党の理念は「日本の国益を守り、世界に大調和を生む」です。綱領として以下の3つを掲げています:
- 先人の叡智を活かし、天皇を中心に一つにまとまる平和な国をつくる
- 日本国の自立と繁栄を追求し、人類の発展に寄与する
- 日本の精神と伝統を活かし、調和社会のモデルをつくる
3つの重点政策
1. 教育・人づくり
- 学力(テストの点数)より学習力(自ら考え自ら学ぶ力)の高い日本人の育成
- 教育バウチャー制の導入
- 自虐史観を捨て、日本に誇りが持てる教育の推進
2. 食と健康・環境保全
- 化学的な物質に依存しない食と医療の実現
- 循環型環境の追求
- 薬やワクチンに依存しない治療・予防体制の強化
3. 国のまもり
- 日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくり
- 外国資本による企業買収や土地買収への規制強化
- 外国人労働者の増加抑制と外国人参政権反対
参政党:2025年参議院選挙での政策
2025年の参議院選挙では「日本人ファースト」をキャッチコピーに掲げ、以下の政策を提示しています
- 経済・財政: 消費税の段階的廃止、社会保険料負担軽減、国民負担率上限35%
- 社会保障: 健康維持に貢献した高齢者への国内旅行クーポン支給
- 家族・子育て: 子ども1人につき月10万円の教育給付金支給(日本国籍を有する家庭を優先)
- 農政: 10兆円規模の予算で10年以内に食料自給率倍増
- 政治改革: 外国人参政権は一切認めず、帰化1世にも被選挙権を付与しない
参政党の特徴と他党との違い
組織運営の特殊性
参政党の組織運営には以下の特徴があります
党員主導の運営: 議員中心ではなく、党員組織が主導する体制を構築しています。候補者個人に選挙を任せるのではなく、選挙も党員が中心となって行い、議員には党の理念や政策の実現のために働いてもらう仕組みです。
学習重視の姿勢: 毎日の学習配信、DIYスクールの運営、勉強会の開催など、党員の政治的教養向上に力を入れています。政治、歴史、教育、経済、国際関係、資産形成、健康情報などを音声データや動画で毎日配信しています。
支持基盤と党員数
参政党の党員・サポーターは全国で約10万人、地方議員は140人以上に達しています。
支持層については、40〜50代での支持が比較的厚く、元々リベラルだった中高年層からの支持も見られます。一方で、大学生など若い世代からも支持を得ており、SNS発信を通じて全国的に若者の支持が広がっています。
参政党への評価と批判
支持される理由
参政党が支持される理由として以下が挙げられます
- 既成政党への不満の受け皿: 30年間の経済停滞への不満を背景に、既存政党に失望した有権者の支持を集めています。
- 草の根の政治参加: DIY政党として党員が主体的に政治に参加できる仕組みが評価されています。
- 保守的価値観への共感: 日本の歴史や伝統を重視する姿勢に共感する支持者が多くいます。
批判と懸念点
一方で、参政党に対する批判も存在します
- 排外主義への懸念: 「日本人ファースト」の主張が排外主義的だとの批判があります。
- 陰謀論への傾倒: アメリカ大統領選での「不正選挙」主張など、陰謀論に傾倒しているとの指摘があります。
- 発言への批判: 神谷代表の「高齢の女性は子どもが産めない」などの発言が問題視されています。
2025年7月 参議院選挙での躍進
2025年7月20日の参議院選挙で、参政党は大躍進を果たしました。改選前の1議席から14議席へと大幅に議席を増やし、比例代表では約700万票(前回の約4倍)を獲得しました。
この躍進の背景には、SNSを活用した効果的な情報発信、全国に展開した支部組織による草の根活動、自民党をはじめとする既成政党への不満の高まりなどが挙げられます。
まとめ:【参政党とはどんな党なの?】についてわかりやすく解説
参政党は2020年に設立されたDIY政党として、既成政党とは異なる運営方式と政策を提示している政治勢力です。
「投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる」という理念のもと、党員主導の政治参加を実現し、保守的な価値観を基盤とした政策を展開しています。
教育・人づくり、食と健康・環境保全、国のまもりを3つの柱とし、2025年の参議院選挙では「日本人ファースト」をキャッチコピーに大躍進を果たしました。
一方で、排外主義的な側面や発言に対する批判もあり、今後の政治的役割と影響力が注目されています。
参政党の存在は、従来の政党政治への不満を背景とした新しい政治参加のあり方を示すものとして、日本政治において重要な意味を持つ政治勢力となっています。
