2026年2月のミラノ・コルティナ五輪で「りくりゅうペア」の解説を務め、「この演技は宇宙一!」などの名実況連発で注目を集めた元フィギュアスケート選手の高橋成美(たかはしなるみ)さん。
実は2022年、自身のセクシャリティについて大きな「カミングアウト」を行い、多くの人に衝撃と共感を与えました。
この記事では、高橋成美さんのカミングアウトの内容や「Q(クィア/クエスチョニング)」の意味、公表に至った背景、そして2026年現在の活動や恋愛観まで、公式情報をもとに詳しく解説します。
高橋成美さんのプロフィール|経歴をおさらい
高橋成美(たかはし なるみ)さんは1992年1月15日生まれ、千葉県出身の元フィギュアスケート選手(ペア)です。
主な経歴は以下のとおりです。
- 2012年 世界選手権ペアで銅メダルを獲得(日本ペア初の表彰台)
- 2014年 ソチオリンピック日本代表として出場
- 2018年3月 現役を引退
- 2020年 松竹芸能に所属し、タレント・解説者として活動を開始
- 2021年 日本オリンピック委員会(JOC)理事に最年少で就任
- 2023年〜 JOC評議員・JOCアスリート委員・日本オリンピアンズ協会(OAJ)理事
(参照:松竹芸能 公式プロフィール)
渋谷教育学園幕張高等学校から慶應義塾大学総合政策学部に進学し、休学を繰り返しながらも10年かけて卒業。
英語・中国語をはじめ7カ国語を操るマルチリンガルとしても知られています。
高橋成美さんが「7カ国を話せる」件については以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければあわせてお読みください↓↓↓

高橋成美の「カミングアウト」とは?何を公表したのか
高橋成美さんがカミングアウトしたのは2022年10月16日のこと。
LGBTQなどの性的少数者とスポーツに関する情報発信を行う「プライドハウス東京」が主催するトークイベントに登壇し、自身が性的マイノリティの「Q」であることを公表しました。
このイベントは「東京レガシーハーフマラソン」の開催に合わせて国立競技場で行われたもので、オープンリー・ゲイのフィギュアスケーター、ハビエル・ラジャさんらとともに高橋さんも登壇しています。
(参照:PRIDE JAPAN「高橋成美さんがカミングアウト」(2022年10月16日))
高橋成美さんが語った言葉【カミングアウトの詳細】
イベントの中で、高橋さんは自身のセクシャリティについて率直に語りました。
主な発言内容は以下のとおりです。
「自分はLGBTに分類されないQだと思う」
「ハッキリとはわからないけど、30年間(誰かと)交際したことがない。スケートに夢中だったことはあるけれど、自分は何なのか模索している。彼氏も彼女もいない自分は何なのって悩むことがあった」
「正直(告白することで)怖い部分はたくさんあります。でも誰かが発信しないと始まらない。それが自分なのかなって」
「カミングアウトした後に、大丈夫だよって伝えてあげられる方が素敵な社会だと思います」
また「アスリートとして頑張ってきたことを認めてもらっているからこそ、自分たちが(性的マイノリティであると)言うことで将来に影響を残せると思い、発信した」とも語っています。
高橋さんはこれからも特別な存在としてではなく、今まで通り自分らしく生きたいだけだと述べ、その率直な姿勢が多くの人の共感を呼びました。
LGBTQの「Q」とは?クィア・クエスチョニングの意味を解説
高橋さんが公表した「Q」とは、LGBTQの最後の文字で「クィア(Queer)」と「クエスチョニング(Questioning)」の2つの意味を持ちます。
クエスチョニング(Questioning)とは
自身の性的指向や性自認が定まっていない、あるいは意図的に定めていない状態を指します。「まだわからない」「既存のカテゴリーにしっくりこない」「あえて決めない」という選択も含まれます。
クィア(Queer)とは
もともとは「変な」という意味の英語で、かつては同性愛者への侮蔑語でしたが、当事者たちが自ら誇りを持って使うようになりました。
現在ではセクシュアルマイノリティ全体を包括する肯定的な言葉として使われています。
高橋さんの場合は『人を「好き」になる感情はあるものの「恋愛関係に発展しない」』と語っており、「今後どうなるか分からないから、決めつけたくない」という非常に柔軟で自然体なスタンスです。
レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダーのいずれにも自分を当てはめず、模索中であるという意味で「Q」を自認していると理解できます。
高橋成美がカミングアウトに至った背景と社会的意義
高橋さんがカミングアウトに踏み切った背景には、いくつかの要因があります。
① JOC理事という社会的立場
2021年にJOC理事に最年少で就任した高橋さんは、スポーツ界の多様性推進に関わる立場にありました。
社会的影響力があるからこそ、多様なセクシャリティを可視化することに意味があると考えたとされています。
② フィギュアスケート界のオープンな風土
フィギュアスケートは、冬季競技の中でもカミングアウトしている選手が最も多い競技のひとつです。
高橋さんの身近にもカミングアウトした選手がいたことが、自身の公表を後押ししたと語られています。
③ プライドハウス東京とJOCの連携
2022年6月にはJOCとプライドハウス東京が包括協定を締結。スポーツ界における性的少数者への理解促進が組織的に進められる中で、高橋さんの公表はその流れを象徴する出来事となりました。
「ADHD公表」の噂について|正確な情報は?
インターネット上では「高橋成美 ADHD」「アスペルガー」といった検索ワードが見られますが、高橋成美さんはADHDやアスペルガー症候群を公式に公表していません。
この噂は、バラエティ番組での独特な話し方や恋愛に関する発言がきっかけでネット上に広がったものです。
一部のブログ記事で「ADHDを公表」と記載されているケースがありますが、ご本人や所属事務所からの正式な発表は確認されていません。
高橋さんが公式にカミングアウトしたのはセクシャリティに関する「Q(クィア)」のみです。
高橋成美と徳永ゆうきとの交際の噂|実際はどうだった?
2023年4月、ABEMA「ヒロミ・指原の”恋のお世話始めました”」で、演歌歌手の徳永ゆうきさんとカップルが成立したことが話題になりました。
番組内では「恋愛経験ゼロ」同士という共通点から意気投合した様子が放送されています。
しかし、これはあくまで番組上の企画であり、実際の交際に発展したという情報はありません。
さらに、徳永ゆうきさんは2024年3月に一般女性との入籍を正式に発表しています。
2026年現在の高橋成美さん|結婚・恋愛観・最新の活動
結婚・恋愛の現状
2026年2月現在、高橋成美さんは独身です。具体的な交際相手や熱愛のスクープもありません。
ただし、2026年1月のインタビューでは恋愛観に変化があったことを明かしています。
「どうすれば恋愛できるのかわからない時期が長かったのですが、解説者としてペア競技を見るようになり、信頼できるパートナーと歩む人生に憧れるようになってきていて、そういう相手を見つけられたらなと思っています」
2026年の個人的な目標として「婚活」を挙げており、「Q」としてのスタンスは維持しつつも、パートナーへの前向きな姿勢を見せています。
(参照:求人ボックスジャーナル「高橋成美インタビュー」(2026年1月29日))
ミラノ・コルティナ五輪での解説が大反響
2026年2月のミラノ・コルティナ五輪では、NHKのフィギュアスケート・ペア解説を担当。
かつてのパートナーである木原龍一選手と三浦璃来選手の「りくりゅうペア」がフリーで世界歴代最高得点をたたき出し逆転金メダルを獲得した際、
「こんな演技、宇宙一ですよ!」
「この二人じゃなきゃ本当にだめだったんです」
と感情あふれる解説を披露し、SNS上で大きな話題となりました。
後日のテレビ出演では、
「複雑な気持ちを持っていたはずなんですけど、解説している時に本気で感動して、りくりゅうペアのスケートにのめり込んでいった」
「今回やきもちゼロ!」
かつてのパートナーが金メダルを獲ったことへの複雑な心境も率直に(笑顔で)語っています。
将来の夢はスポーツ庁長官
高橋さんは長期的な目標として「スポーツ庁長官」を掲げています。
JOCでの活動を通じて「運動嫌いな子どもを減らしたい」という思いが強くなり、生涯を通じてスポーツを楽しめる社会を実現したいと語っています。
まとめ:高橋成美『カミングアウト』の発言内容を解説
高橋成美さんの「カミングアウト」とは、自身のセクシャリティがLGBTQ+の「Q(クィア/クエスチョニング)」であると公表したことを指します。
30年間交際経験がなく、自分が何者なのか模索し続けてきた中で、「誰かが発信しないと始まらない」という強い覚悟のもとに行われたカミングアウトでした。
高橋さんのメッセージの核心は、セクシャリティは固定されるものではなく、わからないままでもいい。自分らしく生きる選択肢があるということです。
この発信は、同じように悩む多くの人に勇気と安心感を届けました。
2026年現在、ミラノ五輪での感動的な解説でさらに多くのファンを獲得し、タレント・解説者・JOC評議員として多方面で活躍中です。
僕はテレビなどで高橋成美さんをで見かけるたびに『この人は本当に素直で心がキレイな方なんだろうな』と感じています。
今後も高橋成美さんに注目していきたいと思います。
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