「森保監督の今後の去就はどうなるの?」
W杯ブラジル戦の敗戦を受け、日本中のサッカーファンの頭にあるのは、そんな疑問ではないでしょうか。
2026年6月29日(日本時間30日早朝)、FIFAワールドカップ北中米大会の決勝トーナメント1回戦で、日本代表はブラジルに1−2で逆転負け。5度目のW杯挑戦でも、決勝トーナメント1回戦の「壁」を超えることはできませんでした。
試合後の会見で記者に去就を問われた森保一監督は、「個人的には、まだ何も決まっていません」と言葉を選びながら答えました。
JFAからの正式発表もなく、現時点では何も確定していません。ただ、水面下では様々な動きが起きています。
この記事では、森保監督の続投・退任問題について、公式情報と確度の高い報道をもとに、現時点でわかっていること・わかっていないことを整理してお伝えします。
涙の会見。ブラジル戦後、森保監督はなんと言ったのか
まず、最も重要な「本人の発言」から確認しておきましょう。
2026年6月29日、ヒューストン競技場での決勝トーナメント1回戦。日本はMF佐野海舟選手のゴールで先制しながらも、後半アディショナルタイムにFWマルチネッリに逆転ゴールを許し、1−2で敗退しました。
試合後の公式会見で、森保監督は涙をこらえながらこう語りました。
「監督として力が足りなくてすみません。選手たちは今日も全力を尽くしてくれた。日本の誇りを感じてほしい」
そして、去就について問われると——
「個人的には、まだ何も決まっていないです」
さらに、「今後もアジアカップを含めて監督を続ける意向では?」と重ねて聞かれると、
「誰が監督になるかに関わらず、アジアカップで頂点を目指すことは当然のことだと思います。ただ、私の去就については別の話です」
と、明確に”去就を切り分けた”発言をしています。
これが現時点で確認できる、森保監督本人による最新の公式コメントです。
JFAの動向——「続投基本線」との報道が複数出ている
では、日本サッカー協会(JFA)側はどう動いているのでしょうか。
デイリースポーツ、日刊スポーツなど複数のスポーツ紙が2026年6月26〜30日にかけて報じているのが、「JFAが森保監督の3期目続投を基本線に検討に入った」という情報です。
報道によれば、JFAは今大会での試合内容やチームづくりを高く評価しており、W杯後に技術委員会で総括・検証を行い、宮本恒靖会長を中心とする諮問委員会で「森保路線」継続を審議する方針とのこと。
ただし、これはあくまで複数のスポーツ紙による取材報道であり、JFAからの公式発表ではありません。 続投が決定したわけではないので、その点はご注意ください。
もし続投が実現すれば、森保監督は2030年スペイン・ポルトガル・モロッコ共催W杯まで指揮を執ることになります。
それはW杯3大会連続・在任12年という、日本サッカー史上前例のない超長期政権誕生を意味します。
三者三様——前会長・現会長・本人の「腹積もり」
実は、この問題は単純ではありません。田嶋幸三・前JFA会長、宮本恒靖・現JFA会長、そして森保監督本人の3者で、それぞれ異なる思惑があると複数メディアが伝えています。
■ 田嶋幸三・前JFA会長(続投支持)
森保監督の続投を強く推す立場。スポーツ紙に「森保監督に期待したい」と踏み込んだコメントを寄せるなど、続投を支持する姿勢を明確にしています。
■ 宮本恒靖・JFA現会長(白紙・フラット)
2026年3月の会見で、「監督人事については日本人か外国人かも含めて、フラットに、オープンに考えていく必要がある」と発言しています。自身の手で次の4年間を作りたいという意向も報じられており、必ずしも”続投ありき”ではない姿勢がうかがえます。
■ 森保一監督本人(意向は未定・勇退の可能性も)
8年間にわたる長期政権を経て、監督自身が”区切り”として勇退を考えているという情報も一部から出ています。ブラジル戦後に「これからも世界一を目指して日本のために頑張りたい」と述べた一方で、「去就は別の話」と線引きしている点は見逃せません。
繰り返しますが、これらはすべて非公式な情報・関係者談話レベルです。公式発表があるまで、断言はできません。
森保監督 8年間の実績を振り返る
続投か退任かを考えるうえで、これまでの実績を整理しておくことは欠かせません。
| 大会・時期 | 主な成果 |
|---|---|
| カタールW杯2022 | グループ首位(ドイツ・スペイン撃破)、ベスト16 |
| AFCアジアカップ2023 | ベスト8(イランに敗退) |
| W杯アジア最終予選 | 史上最速でW杯出場権獲得 |
| 北中米W杯2026 | グループ2位通過、ベスト32(ブラジルに敗退) |
2024年時点での歴代日本代表監督の勝率ランキングでは、森保監督が勝率70.1%(87試合・61勝11分15敗)でダントツの1位。オシム監督(65.0%)やオフト監督(63.0%)を大きく上回る数字です。
また2025年11月には、日本代表監督として通算100試合を指揮という歴史的な偉業も達成しました。
今大会も三笘薫選手、南野拓実選手、久保建英選手ら主力に怪我や欠場者が相次ぐなかで2大会連続のベスト16(グループ突破)を果たしており、チームづくりへの評価はJFA内部でも高いとされています。
その一方で、「W杯ではベスト16の壁を5度連続で超えられなかった」「采配の硬直性」を指摘する声も根強くあります。続投を巡る議論は、この評価の割れ方が背景にあります。
森保監督の進退について今後考えられる3つのシナリオ
現時点の情報をもとに、今後考えられる主なシナリオを3つ整理します。
✅ シナリオ①:3期目続投(報道上は最有力)
JFAが「続投基本線」で検討中との報道が複数出ており、報道ベースでは最も可能性が高いシナリオです。技術委員会の検証を経て正式決定に向けた動きが進むとみられます。
続投となれば2030年W杯まで、日本代表監督として3大会連続・12年間という前人未到の長期政権に。「森保ジャパン第3章」の始まりとなります。
🤔 シナリオ②:森保監督本人の勇退
8年間という長期政権のけじめとして、監督自身が勇退を選ぶ可能性も残っています。ブラジル戦後の謝罪会見でみせた姿は「燃え尽きた男」にも映りましたし、本人の意思次第ではこのシナリオも十分あり得ます。
🌐 シナリオ③:JFAが新監督を選任(外国人監督も選択肢)
宮本会長が「フラットに、オープンに」と明言している以上、外国人監督の招聘も完全には排除されていません。宮本会長が自らの色を出した新体制を構築したいと考えた場合、このシナリオが浮上する可能性もあります。
正式発表はいつ?——去就が判明する時期の見通し
「結局、いつわかるの?」という読者の方も多いでしょう。過去の事例を参考に見通しを整理します。
2022年カタールW杯後は、大会終了(12月7日)からわずか3週間で森保監督の続投が正式発表(12月28日)されました。今回も同様のスピード感で動く可能性があります。
JFAは「W杯後に技術委員会で総括・検証を行い、諮問委員会で審議する」と明らかにしており、以下のようなスケジュールが想定されます。
- 2026年7月〜8月 :JFA技術委員会によるW杯総括・検証
- 2026年8月〜9月 :宮本会長主導の諮問委員会での審議・交渉
- 2026年秋ごろ :正式発表の可能性
次の主要大会である2027年AFCアジアカップに向けた活動が秋以降に始まる見通しのため、遅くとも2026年秋までには正式な監督人事が確定すると考えられます。
まとめると2026年7月~9月の間には決定すると考えて良さそうです。
ただし、これは過去の例をもとにした予測であり、JFAからの公式スケジュール発表はまだ出ていません。
まとめ:森保一監督「ワールドカップ2026」後の進退・去就について
最後に、現時点でわかっていること・わかっていないことを整理します。
✅ 確認済みの情報(公式・信頼度高)
- 現行契約は今大会(W杯2026)をもって満了
- 森保監督本人はブラジル戦後に「まだ何も決まっていない」と明言
- JFAからの正式発表は現時点でなし
📰 報道ベースの情報(非公式・複数メディア一致)
- JFAは続投を「基本線」に検討中
- 続投の場合、2030年W杯まで3大会連続・12年の長期政権
- 宮本JFA会長は「フラットにオープンに」と選択肢を絞っていない
❓ 現時点で不明なこと
- 森保監督本人の最終的な意向
- JFA技術委員会・諮問委員会の議論の結論
- 正式発表の具体的な日程
W杯での悔しい敗退を経て、日本サッカーがどんな未来を選ぶのか。今後のJFAと森保監督の動きから、目が離せません。
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