「え、広瀬すずってリフティングできるの?めちゃくちゃ上手くない?」
2026年6月11日から放送が始まった 三井不動産のテレビCM「三井のすずちゃん スーパープレイ」篇を見て、そう感じた人は多いはずです。
日本橋の街中を颯爽と駆け回りながら、まるでプロサッカー選手のようにボールをコントロールする”三井のすずちゃん”こと広瀬すずさん。
ヒールリフトで麒麟像の上空を通過させたり、コレド室町テラスでリフティングしながらショッピングを楽しんだり…そのあまりにも流れるような動きに、SNSでは「本物?」「CGでしょ?」と話題が沸騰しました。
この記事では、三井不動産の公式プレスリリースと広瀬すずさん本人のインタビューをもとに、あのリフティング映像の真相を徹底解説します。
そもそも「三井のすずちゃん スーパープレイ」篇ってどんなCM?
まず、今回のCMの内容を簡単におさらいしておきましょう。
「三井のすずちゃん スーパープレイ」篇は、2026年6月11日(木)より全国で放映が始まった三井不動産のTVCMシリーズの最新作です。
サッカーボールをリフティングしながら地下から階段を駆け上がってきた”三井のすずちゃん”が、日本橋の中央通りに颯爽と登場。
ヒールリフトを繰り出して麒麟像の上空をボールが通過する演出に続き、コレド室町テラスではリフティングしながらショッピングを楽しむという、現実離れした映像が展開されます。
そして最大の見どころが、JFA(日本サッカー協会)会長・宮本恒靖氏(通称”宮本のツネさん”)との予想外の遭遇と、フリースタイル対決。
広瀬すずさんが大技を繰り出すフィナーレは、周囲の観客も大盛り上がりする熱い内容となっています。
このCMのテーマは「街ってみんなのためのフィールドかもしれない」。三井不動産が推進する”スポーツの力を生かした街づくり”を表現した作品で、ワールドカップ開幕目前のタイミングとも重なり大きな話題を集めました。
結論:広瀬すずのリフティングは「CG合成」【公式確認済み】
ズバリ結論からお伝えします。
広瀬すずさんのリフティング映像は、全編グリーンバック撮影+CG合成で作られたものです。
これは憶測ではなく、三井不動産が2026年6月11日付けで発表した公式プレスリリースで明確に説明されています。
プレスリリースには次のように記載されています。
「今回の撮影は、全編グリーンバックで行われました。完成した映像が撮影時にはわからない中、広瀬さんは監督やスタッフと細かく打ち合わせを重ねながら、ボールが飛んでくるタイミングや視線の動き、身体の向きまで丁寧に確認して撮影に臨みました。」
――三井不動産 公式プレスリリース(2026年6月11日)より
参照:https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2026/0611_01/
つまり、あの日本橋の街並みも、コレド室町テラスも、麒麟像も、宮本恒靖氏との対決シーンも、すべてがスタジオのグリーンバック前での撮影をCGで合成した映像だったのです。
TBSのワイドショー番組「ひるおび」でも、2026年6月11日の放送で「全編合成でスーパープレイに挑戦!」として取り上げられており、複数のメディアがその事実を伝えています。
「ボールが見える!」撮影現場で起きたこと
では、実際にボールがない状況で、なぜあんなにリアルな演技ができたのでしょうか。
公式リリースには、撮影現場の様子がこう記されています。
「実際には存在しないボールを相手にしたカットの際も、その自然なリアクションに、現場スタッフからは思わず『ボールが見える!』と声が上がる場面も。高い集中力と豊かな表現力で、臨場感あふれるシーンを次々と完成させていった。」
広瀬すずさん自身も、撮影後のインタビューでこう語っています。
「(全編合成の撮影だったため)いい意味でやりきった感がないというか(笑)『これで合っているのかな』『大丈夫かな』と少しドキドキしていたのですが、完成したものを見た時に、自分自身が気持ち良くなりそうだなという感覚がありました。普段の撮影とは全然違ったので、どのカットも印象的で。」
存在しないボールを”見る”ように演じ、飛んでくるタイミングに合わせて体を動かし、視線までリアルに作り込む。それはまさに、トップ女優だからこそ可能な表現力です。
「リフティングが本物っぽく見える」のは、CG技術の高さだけでなく、広瀬すずさんの演技力が映像に命を吹き込んでいるからこそ、なのです。
CG担当は日本屈指のVFXスタジオ「khaki」
今回のCM映像のCG・VFX制作を担当したのは、日本トップクラスのクリエイティブスタジオ「khaki」(東京)です。(khaki)
khakiは「メンバー全員がディレクターでありVFXアーティスト」というユニークな体制のスタジオで、企画から仕上げまでを一貫して手がけることで知られています。
サッカーボールの物理的な動きや空間の奥行き、人物との自然な馴染み、これらを高度に再現したからこそ、「本物では?」と錯覚させるほどの映像が完成しました。
「それでも本物っぽく見える」理由——広瀬すずの運動神経と経歴
CGだとわかっていても、「でも何か体の使い方がサッカー選手っぽい…」「本当にリフティングしているように見せる」と感じた方もいるのではないでしょうか。
それにはれっきとした理由があります。
バスケットボールの経歴が”本物級”
広瀬すずは、小学校2年生からバスケットボールを始めた元本格派プレイヤーです。
静岡県の高部東ミニバスポーツ少年団でポイントガードとして活躍し、小学6年生時には東海大会(愛知・岐阜・三重・静岡の4県大会)に出場して4位入賞という実績を持っています。
中学・高校時代もバスケ部に所属しながら芸能活動を続け、2023年のバスケットボールW杯では「テレビ朝日スペシャルブースター」に選ばれるほどのバスケ通でもあります。
こうしたスポーツの積み重ねが、体幹の強さや体の使い方、ボールへの反応速度として自然に身に染みついているのでしょう。
サッカーに親しんだ”清水っ子”の素地
もうひとつの背景として見逃せないのが、広瀬すずさんの出身地・静岡県清水市です。
清水は言わずと知れた「サッカーのまち」。清水エスパルスのホームタウンでもあり、サッカーが生活の一部として根付いた土地です。
広瀬すずさんは「兄もサッカーをやっていた」「学生時代から周りにサッカー経験者が多かった」と語っており、幼少期からサッカーが身近な環境で育っています。
さらに今回のインタビューでは、サッカー日本代表のブラジル戦を現地観戦したというエピソードも披露。「喉が潰れるかと思いました(笑)」と興奮気味に語るほどのサッカーファンぶりを見せています。
CG合成の撮影とはいえ、サッカーへの親しみや運動経験が、あの自然な体の動きとリアクションを生み出していたと考えられるでしょう。
「三井のすずちゃん」シリーズの人気はなぜ続く?
せっかくなので、今回のCMが生まれた背景も少し掘り下げておきましょう。
「三井のすずちゃん」シリーズは、2022年7月のスタートから4年間にわたって継続している、三井不動産の看板CMシリーズです。
毎回、Mr.Childrenの「名もなき詩」インストカバーをBGMに、三井不動産の街づくりや施設の魅力を広瀬すず演じる”すずちゃん”目線で紹介していくスタイルが定着しています。
これまでの主なシリーズを振り返ると:
- 「オリパラ」篇(2024年7月〜):パリ五輪に合わせてバスケ・サッカー・クライミングなど複数競技に挑戦
- 「ニューヨーク」篇(2025年7月〜):”三井のすずちゃん”が人生初の海外旅行へ
- 「東京ドーム」篇(2025年11月〜):広瀬すずが投球フォームを披露
- 「スーパープレイ」篇(2026年6月〜):JFA会長・宮本恒靖とフリースタイル対決
毎回、その時代のトレンドや旬のスポーツシーンに合わせたテーマ設定が巧みで、広瀬すずのキャラクターとの親和性が高いことも長期シリーズとしての人気を支えています。
今回の「スーパープレイ」篇は、FIFAワールドカップ開幕前後のサッカー熱が最高潮になるタイミングを狙った公開で、広告戦略としてもタイムリーかつ見事なタイミングといえるでしょう。
まとめ:広瀬すずのリフティングはCGか本人か?
あらためて今回の調査結果をまとめます。
Q. 広瀬すずのリフティングはCGか、本人か?
A. 「映像はCG合成、演技は本人」が正解です。
三井不動産の公式プレスリリースによると、今回のCMは全編グリーンバックでの撮影であり、日本橋の街並みも、ボールの動きも、すべてCGで合成されたものです。
実際にボールは存在しない状態での撮影でしたが、広瀬すずさんが「ボールが見える!」と現場スタッフを驚かせるほどのリアルな演技を見せ、日本有数のVFXスタジオ「khaki」の技術がそれを圧巻の映像に仕上げました。
「リフティングが本物に見える」のは——バスケで培った運動神経、サッカーどころ・清水での育ち、そして広瀬すず27歳の女優としての表現力。その3つが重なった結果と言えるでしょう。
「CGだからがっかり」ではなく、「CGだからこそ生まれた映像×本人の力があったから成立した」という見方が、このCMを楽しむ正解かもしれません。
