阪神からDeNAへと移籍し、再び注目を集めている藤浪晋太郎投手。
MAX160キロを超える剛速球で魅了する一方で、長年にわたって死球や四球の多さが話題となっています。
果たしてその原因はイップスなのか、それとも技術的な問題なのか。
本記事では、
【藤浪晋太郎】死球と四球が多い原因はイップス?コントロール悪い問題を分析!
と題し、最新情報とともに、藤浪晋太郎のコントロール問題を詳しく分析していきます。
【2025最新】藤浪晋太郎の現在の状況
DeNA移籍と最新の成績
2軍での3度目の登板では大荒れ
2025年7月、藤浪晋太郎投手はマリナーズ3A退団後、3年ぶりに日本球界復帰を果たしてDeNAに加入。
8月6日のイースタン・リーグ巨人戦では、移籍後3度目の先発登板で5四球2死球という大荒れの投球を見せ、4回途中で降板となりました。
この試合では最速156キロをマークしたものの、7つの四死球を与える制球難が改善されていないことが浮き彫りに。
藤浪投手本人も「ずっと自分の課題」と認めており、根本的な解決には至っていない状況です。
1軍 8月17日の中日戦で先発
1軍では8月17日の中日戦で登板。この日は5回を投げて被安打5、奪三振5、四死球1、失点1と先発としてはまずまずの内容でした。
この日、中日ドラゴンズの井上監督は、左打者9人を並べる極端なオーダーを組みました。
右打者の頭部付近に抜けるボールが目立つ藤浪投手から選手を守るための“苦肉の策”としてのものでしたが、これが大きな話題になっています。
さらに、31日の中日戦にも先発が予定されており、前回に続いての中日戦先発にネットでは多くの議論を呼んでいる状況です。
メジャーリーグでの3年間の軌跡
藤浪は2023年にアスレチックス、オリオールズでメジャー通算7勝8敗、防御率7.18を記録。
2024年はメッツ傘下でマイナー生活を送り、2025年にはマリナーズ3Aで21試合2勝1敗、防御率5.79の成績でした。
注目すべきは、マイナーでの奪三振率11.57という驚異的な数字でしょう。
しかし、同時に与四球率12.54という高い数値も記録しており、制球難は全く解消されていないと見られます。
藤浪晋太郎の死球と四球が多い原因を分析
技術的要因:フォームとリリースポイント
野球解説者の広澤克実氏は、藤浪の制球難について「問題はリリースポイント」と指摘しています。
リリースポイントが早くなると右バッターの上半身に死球が向かい、遅くなると左バッターの下半身に死球が向かう傾向があるということ。
この不安定なリリースポイントが、藤浪の制球難の根本原因とされているのです。
身体的要因:長身ゆえの難しさ
藤浪の身長197cmという恵まれた体格は、同時に制球の難しさも生み出しています。
動作解析専門家の川村卓氏によると「身長が高い投手は動作が大きくなるため、タイミングを合わせるのが難しい」と説明。
特に藤浪のフォームでは以下の問題が指摘されています。
- 左腕が下がりすぎることによる動作の大きさ
- 左肩が内側に入りすぎることで腕の回転が大きくなる
- サイドスローとオーバースローの混在による動きのバラつき
心理的要因:過去のトラウマと悪循環
2015年の黒田博樹選手への死球事件が、藤浪のメンタル面に大きな影響を与えたと言われています。
2球続けて内角にすっぽ抜け、黒田選手が激怒した出来事は藤浪にとってトラウマとなり、その後の制球難の始まりとも言われているのです。
さらに、2017年のヤクルト畠山選手への頭部死球など、一連の危険球事件が重なることで、「当ててはいけない」という恐怖心が投球フォームを狂わせる悪循環に陥ったという説もあります。
藤浪晋太郎はイップスなのか?専門家の見解
「イップスではない」とする意見
複数の専門家が藤浪の症状について「イップスではない」と断言しています。
元日本ハム投手の岩本勉氏は、自身のイップス経験を踏まえて「イップスになると、手首が固まってボールが投げられなくなる。藤浪はそこまでではない」と分析。
プロフェッショナルコーチも「藤浪投手はイップスではありません。テイクバック、トップポジション、ボールリリースに再現性がない技術的な問題」と指摘しています。
イップス研究者の見解
一方で、イップス研究所の相澤代表は藤浪の問題を「ロストムーブメント」と分析。
これは体が迷ってしまい、関節が緩くなる状態を指し、「イップスは緊張異常で、特定の動作のみ不全を引き起こします。藤浪投手は体の使い方に問題があった」と説明しています。
藤浪晋太郎と大谷翔平との違い:なぜ差が生まれたのか
同世代で高校時代はライバルとされた大谷翔平選手との差について、多くの関係者が言及しています。
日常生活への取り組み方の違い
練習への姿勢に決定的な差があったと言う意見があります。
- 大谷翔平:新人時代から先輩の食事会を断ってでも自身の練習メニューを優先
- 藤浪晋太郎:プロの練習は高校よりも楽だと発言し、タニマチの支援を受けるなど遊びがちだった
身体作りの差
筋力トレーニングへの取り組みでもプロ入り後に大きな差が生まれました。
- 大谷翔平:野球に必要な筋肉を的確に強化し、身体はスリムながらがっしりとした体格に変化
- 藤浪晋太郎:高校時代の体型とほとんど変わらず、プロとしての身体強化が不十分
NPB入りしてから数年は、以上のような身体的特徴が見られましたが、現在は藤浪投手もしっかりとした体格に変化しています。
藤浪晋太郎:DeNAベイスターズでの復活への道筋
データ分析とAI活用への期待
DeNAはデータやAI活用に力を注ぐ球団として知られており、萩原チーム統括本部長は「AI(チーム)などの強みがある」と藤浪再生への自信を示しています。
球団施設「DOCK」では最新機器を使った動作解析が可能で、藤浪のリリースポイント安定化に向けた科学的アプローチが期待されるところです。
起用法の柔軟性
DeNAは藤浪を先発・救援どちらでも起用可能な選手として獲得しました。
現在の投手事情を考慮し、ケース・バイ・ケースでの起用を検討していると見られます。
今のところ先発での起用が目立ちますが、今後の起用法には注目です。
ファンの期待と応援
SNS上では「期待してるで!」「応援するよ~」といった歓迎の声が相次いでおり、阪神ファンからも「藤浪をよろしく」というエールが送られている。
藤浪晋太郎:コントロール改善への具体的なアプローチ
フォーム修正のポイント
- 肘をたたむ:90度程度に曲げることで叩けるフォームへ
- テイクバックを小さく:早い段階でトップを作る
- リリースポイントの固定:常に同じ位置からボールを放つ
成功例から学ぶ克服方法
藤浪投手がイップスだとしたら、イップスを克服した岩本勉氏の例から、以下のステップが有効かもしれません
- 症状を認める:まず自分の状況を受け入れる
- 改善方法を試行錯誤:様々なアプローチを試す
- 小さな成功体験を積む:段階的に自信を回復
まとめ:藤浪晋太郎の死球と四球が多い原因はイップス?
分析した結果、藤浪晋太郎投手の死球と四球の多さは、単なるイップスというより技術的・心理的要因が複合的に絡んだ問題と考えられます。
リリースポイントの不安定さ、長身ゆえの動作の大きさ、そして過去のトラウマによる恐怖心などが主な原因ではないでしょうか。
DeNAベイスターズでの新たなスタートにより、データ分析やAI技術を活用した科学的アプローチで、藤浪の持つ160キロ超の剛速球という才能を最大限に活かせるかもしれません。
コントロール問題の根本解決には時間を要するかもしれませんが、31歳という年齢を考えるとこれが最後のチャンスの可能性もあるでしょう。
ファンの期待と応援を背に、藤浪晋太郎の真の復活劇が見られるか注目が集まっています。
