高市早苗首相は、更年期の時期に発症した関節リウマチを抱えながら、長年治療を続け、その経過を徐々に公表してきた政治家です。
2026年現在も関節の痛みや腫れと向き合いながら、首相としての激務をこなす彼女の姿は、多くの人々に勇気を与えています。
この記事では、高市早苗 リウマチの闘病の経緯から、「顔が変わった」と言われる理由、人工関節手術の背景、そして最新の体調まで、信頼できる報道と本人発言をもとに詳しく解説します。
20代から?それとも40代?高市早苗のリウマチ公表までの経緯
高市早苗氏のリウマチについて、ネット上では「20代から患っていた」という情報も見られます。
ですが、大手メディアの報道や本人の発言で確認できるのは「40代で関節リウマチを発症した」という内容です。
2013年に初めて告白
高市氏が初めて関節リウマチについて公の場で語ったのは、2013年の週刊新潮の取材でした。
当時、総務大臣だった高市氏は、夜は手足の関節に鎮痛消炎薬のテープを貼り、朝は早めに起きて入浴し、指のこわばりをほぐしてから会議に出ていたという日常の工夫を具体的に明かしています。
更年期にかかりやすいこの病気ですが、診断がつくまでに何年もかかったと言います。
その間に関節の破壊が進み「関節を1個失ってしまい、今は人工関節です」と本人が告白するほどの状態になってしまいました。
2025年、ノーベル賞受賞に寄せて改めて公表
転機となったのは、2025年10月です。
高市氏は、ノーベル生理学・医学賞を受けた大阪大学の坂口志文特任教授への祝意をXに投稿した際「大阪大学発のお薬のお陰で元気になりましたよ」と自身の関節リウマチ治療について触れました。
さらに、同年11月の衆院予算委員会では、高額療養費制度の議論の中で、関節リウマチの持病について正式に明かし、自身の医療費負担の経験も語っています。
高市早苗氏「顔が変わった」理由は薬のせい?アクテムラとの関係
高市氏の外見について、「以前より顔がふっくらした」「顔が腫れたように見える」「逆にやせた」など、さまざまな意見がネット上で飛び交っています。
では、実際のところ何が起きているのでしょうか?
「大阪大学発のお薬」=アクテムラ?
高市氏が言及した「大阪大学発のお薬」とは、関節リウマチ治療薬として知られる生物学的製剤「アクテムラ」(一般名:トシリズマブ)を指しているのではないかと、多くの報道で推測されています。
アクテムラは大阪大学の研究から生まれた画期的な薬で、関節リウマチの炎症を抑える効果が高いことで知られています。
しかし、高市氏自身は薬の名前を「アクテムラ」と特定していません。
あくまで「大阪大学発のお薬のおかげで元気になった」と語っているだけなので「高市早苗=アクテムラを使用している」と断定することはできないというのが正確なところです。
薬の副作用で顔が変わった?
関節リウマチの治療薬には、さまざまな副作用があります。
特にステロイド系の薬では、顔が丸くむくむ「ムーンフェイス」という症状がよく知られています。
しかし、高市氏本人が「薬の副作用で顔が腫れた」と明言した一次情報は確認できません。
また、アクテムラのような生物学的製剤は、ステロイドとは異なる作用機序を持つため、典型的なムーンフェイスが主な副作用として強調されているわけではないのです。
「顔の変化」の本当の理由
「顔が変わった」と感じる背景には、複数の要因が考えられます。
- 体調の変化による体重の増減
2025年10月、自民党総裁に就任した直後、野党党首から「やせたんじゃないか」「きちんと食べていない様子」「衰弱しちゃだめだ」と健康を気遣うコメントがありました。 激務によるストレスや疲労が、顔色や表情に表れていた可能性があります。
- メイクと髪型の大幅な変更
実は、「顔の変化」の最も大きな理由は、メイクと髪型のイメージチェンジだと複数のメディアが指摘しています。
高市早苗のメイク術|「強め」から「柔らか」へ
高市早苗氏のメイクの変化は、2025年の総裁選前後から特に顕著になりました。
以前のメイク:キリッとした「強め」スタイル
従来の高市氏は、黒に近いアイライン、はっきりとした眉、濃いめのリップで、「キリッとした」印象を与えるメイクがトレードマークでした。 この特徴的なメイクは、モノマネ芸人「Aマッソ」のネタでも有名になりました。
2025年以降:ブラウン系の柔らかい印象へ
ところが2025年以降、高市氏は眉の色をブラウン系に変え、リップもやや明るい色を選ぶようになり、全体的に柔らかい雰囲気に変わったと分析されています。
この変化について、高市氏自身も国会議員から「ボロクソに言われた」と笑いを交えつつ語っており、ニコニコ生放送などのインタビューで、若い世代からの質問に率直に答えています。
メイク変更の理由
「眉は気合いを入れて描いている」といった本人のコメントもあり、総裁・首相という立場に合わせて、より親しみやすく、柔らかいイメージを演出する戦略的な変更だったと考えられます。
つまり「顔が変わった」の最大の理由は、病気や薬の副作用ではなく、メイクやヘアスタイルの方向性を変えたイメージ戦略によるところが大きいのです。
人工関節手術の経緯|診断の遅れが招いた悲劇
高市氏が「人工関節」を入れることになった背景には、診断の遅れという深刻な問題がありました。
なぜ診断が遅れたのか
関節リウマチは、更年期の女性に多い病気ですが、初期症状が「なんとなく関節が痛い」「朝、指がこわばる」といった曖昧なものなので、他の病気と間違えられたり、「年のせい」と軽視されたりすることがあります。
高市氏も、診断がつくまでに何年もかかり、その間に関節の破壊が進行してしまったと語っています。 結果として、関節を1つ失い、人工関節を入れざるを得なくなったとのことです。
どの関節を手術したのか
報道では、「人工関節を1つ入れた」「股関節などの可能性」といった情報が見られますが、高市氏自身が具体的にどの関節を、いつ手術したかを詳細に公表しているわけではありません。
ネット上では「2020年に人工股関節の手術」という情報も見られますが、これを裏付ける公式な一次情報は確認できません。
あくまで「診断が遅れた結果、人工関節を入れるほどの状態になった」という範囲が事実として確認できる内容です。
手術後も「馬車馬のように」働き続ける
人工関節手術後も、高市氏は政治活動を休むどころか「馬車馬のように働く」「ワークライフバランスを捨てる」と自身で語るほどの働き方を続けてきました。
2025年10月の自民党総裁選で勝利した際も、演説で「ワークライフバランスは捨てます」と宣言し、その働きぶりに対して体調を心配する声が多く報じられました。
2024年総裁選から2026年現在まで|最新の体調は?
2024年:総裁選への挑戦
2024年の自民党総裁選に出馬表明した高市氏は、会見で長年の政治活動や政策への思いを語り、自身の体験から医療・福祉政策への関心を強調しました。
2025年:総裁就任後の「やせた」指摘
2025年10月、自民党初の女性総裁に選出された高市氏ですが、会談した野党党首が「やせたんじゃないか」「きちんと食べていない」「寝ていないようだった」とコメントし、健康状態を心配する声が広がりました。
同年12月には、参院本会議での姿が「身体のぐらつき」としてネット上で話題になり、激務による体調悪化が懸念される記事も出ています。
ただし、高市氏は2024年末の人間ドックで骨密度も含め健康状態は概ね良好だったとXで報告しています。
また、同時期に「急性副鼻腔炎の慢性化」で全身麻酔の手術を受けたことも公表しましたが、手術は成功し、すぐに議員会館に出勤したと語っています。
2026年1月:遊説中に関節を痛める
2026年1月、高市首相は衆院選を前にしたNHK「日曜討論」への出演を、遊説中に腕を痛めたことを理由に急きょ取りやめました。
その際、自身のX(エックス)で「関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました」と説明し、握手で強く引っ張られて関節を痛めたと具体的に明かしています。
同じ日、高市首相は岐阜や愛知で街頭演説を行い「関節をやっちゃいましたが治療をして大丈夫」と述べて有権者に支持を訴えました。
「パソコンを打つだけで激痛」の苦しみ
報道の中には、高市氏が「パソコンを打つだけで手に激痛が走る」といったエピソードを紹介する記事もあり、痛みや疲労と折り合いをつけながらの活動であることがうかがえます。
それでも、2026年2月現在、高市氏は首相として連日、遊説・国会・メディア出演などの公務をこなし続けています。
まとめ|病を公表しながら政治家として生きること
高市早苗氏のリウマチは、40代で発症し、診断の遅れから人工関節を入れるまで悪化しました。
それでも、大阪大学発の薬による治療で「元気になった」と本人が語るところまで改善しています。
その過程で、人工関節手術や副鼻腔炎の全身麻酔手術など、複数の医療的ハードルを乗り越えながら、「馬車馬のように働く」と言い切るほどの覚悟を見せています。
「顔が変わった」理由を整理すると
「顔が変わった」「やせた」といった見た目の変化は、以下の要因が複合的に影響していると考えられます。
- 関節リウマチの治療や体調変化による体重の増減
- 激務によるストレスや疲労
- 強めのアイラインやダークなリップから、ブラウン系の眉・明るめのリップへと変えたメイク戦略
「薬のせいで顔が変わった」と断定することはできず、「治療とメイクの変化が印象を変えた」という見方が事実に近いと言えるでしょう。
同じリウマチ患者さんへのメッセージ
最後に、同じ関節リウマチを抱える方へ。
「診断の遅れで人工関節が必要になった」と語りながらも、首相として街頭に立ち続ける高市氏の姿は、病を持っていても人生や仕事をあきらめる必要はないという強いメッセージでもあります。
痛みや不安がある日も、「今日はこれだけ動けた」「今日はちゃんと休めた」と自分を褒めてあげながら、自分なりのペースで前に進んでいけることを、高市氏の歩みが静かに証明しているのではないでしょうか。
本記事の執筆にあたり
参考にした信頼性の高い出典
■産経新聞「高市早苗氏『大阪大学発のお薬のお陰で元気になりましたよ』闘病に触れノーベル賞に祝意」(2025年10月7日)
https://www.sankei.com/article/20251007-UZKZAR3JWVFSPOI3FIP3ZVVBSU/
■デイリー新潮「高市早苗総務相、かつて告白した激痛難病『関節リウマチ』は今…本人直撃」(2019年9月25日)
https://www.dailyshincho.jp/article/2019/09261131/
■デイリー新潮「『パソコンを打つだけで手に激痛が…』『高市早苗』新総裁が抱える『関節リウマチ』の苦悩」(2025年10月8日)
https://www.dailyshincho.jp/article/2025/10091102/
■よろず~ニュース「高市早苗氏『人工関節』を告白 更年期の症状を気付かず放置」(2025年9月19日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/728b8383ce0b02186aa16e9c1ef9b78e199eadf7
■スポニチアネックス「NHK『日曜討論』欠席の高市早苗首相、遊説中に手が腫れたと説明『関節リウマチの持病』」(2026年1月31日)
https://news.yahoo.co.jp/articles/90184ff971ea6faef93a8c7f321058960e6e6f9c
■毎日新聞「高市首相も公表『関節リウマチ』って?悪性は指定難病」(2026年2月2日)
https://mainichi.jp/articles/20260202/k00/00m/010/226000c
■週刊女性PRIME「女性初の新総裁、高市早苗氏の見た目に変化?”強めメイク”からの変化」(2025年10月6日)
https://www.jprime.jp/articles/-/38625
■日刊スポーツ「自民・高市早苗氏が告白『全身麻酔の手術で少し怖かったですが』」(2024年12月26日)
https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202412270000706.html
この記事が、高市早苗氏のリウマチ闘病について正しく理解する一助となり、同じ病を抱える方々にとって少しでも励みになれば幸いです。
