メジャーリーグベースボール(MLB)で年間最優秀投手に贈られるサイヤング賞。
2025年シーズンは、日本人投手として初めてナショナルリーグのサイヤング賞最終候補に名を連ねたドジャースの山本由伸投手が大きな注目を集めています。
本記事では、
サイヤング賞2025の発表はいつ?最終候補と山本由伸が選ばれる可能性も解説
と題しまして、サイヤング賞2025の発表時期、最終候補となった3投手の成績比較、そして山本由伸が受賞する可能性について詳しく解説します。
サイヤング賞2025の発表日はいつ?
2025年のサイヤング賞発表日は、日本時間11月13日(木)の予定です。
MLBの公式スケジュールによると、アメリカ東部時間の11月12日(水)にMLBネットワークの番組内で受賞者が発表されます。
毎年、MLBの各アワード発表はワールドシリーズが終了してから約1~2週間後に集中して行われます。
2025年のアワードウィークは以下のようなスケジュールで進行します。
| 発表日(米国東部時間) | 発表日(日本時間) | 発表内容 |
|---|---|---|
| 11月10日(月) | 11月11日(火) | 最優秀新人選手賞 |
| 11月11日(火) | 11月12日(水) | 最優秀監督賞 |
| 11月12日(水) | 11月13日(木) | サイヤング賞 |
| 11月13日(木) | 11月14日(金) | MVP・ハンク・アーロン賞 |
このスケジュール情報は、SPOTV NOWなどの配信サービスでもリアルタイムで確認できます。
ナ・リーグのサイヤング賞受賞者は、専門局で番組内に発表される予定です。
サイヤング賞2025の最終候補3投手とは
2025年11月3日(日本時間11月4日)に、全米野球記者協会(BBWAA)が最終候補3人を発表しました。
ドジャースが所属するナショナルリーグのサイヤング賞最終候補は以下の通りです。
候補1:ポール・スキーンズ(パイレーツ)—本命視される理由
■成績:10勝10敗、防御率1.97、216奪三振、WHIP0.95
パイレーツのポール・スキーンズ投手は、メジャー2年目ながら圧倒的な数字を残しています。
スキーンズの最大の特徴は、ナショナルリーグ単独トップの防御率1.97です。
与四球も少なく、制球力に優れた左腕として球界の注目を集めています。
昨シーズンは新人王を受賞し、今季は満を持してのサイヤング賞争いに登場しました。
スキーンズはメジャー全体のWAR(勝利貢献度)で7.6と、他の投手を大きく引き離す圧倒的な数値を誇っています。
ベットMGMなどのオッズサイトでも、スキーンズが本命として1.01倍という圧倒的な支持を受けています。
勝敗は10勝10敗に甘んじていますが、これはパイレーツの打線が弱いことが主要因であり、投手個人の実力を示す防御率やWAR等の指標では他を圧倒していることが強みです。
候補2:クリストファー・サンチェス(フィリーズ)—変則フォームのエース
■成績:13勝5敗、防御率2.50、212奪三振、WHIP1.09
フィリーズのクリストファー・サンチェス投手は28歳の左腕。
独特の変則フォームが打者のタイミングを狂わせる投手として知られています。
サンチェスは勝利数の数字が最も良い13勝を挙げており、チームのプレーオフ進出に大きく貢献しました。
サンチェスの強みは、チェンジアップの三振奪取能力がメジャー最高峰という点です。
7月23日の試合では、完投勝利を挙げ、106球を投げて12奪三振、無四球という完璧な投球を見せています。
防御率こそスキーンズに劣りますが、得点圏での打者抑制能力やゴロを打たせる能力において球界随一の評価を受けている投手です。
サンチェスは2023年シーズンにサイヤング賞投票で7位に入った経験があり、今季はその飛躍が期待されていました。
候補3:山本由伸(ドジャース)—日本人初の快挙なるか
■レギュラーシーズン成績:12勝8敗、防御率2.49、201奪三振、被打率.183(メジャートップ)、WHIP0.99
■ポストシーズン成績:6登板、5勝1敗、防御率1.45、ワールドシリーズMVP
ドジャースの山本由伸投手は、メジャー2年目の2025年シーズンで、日本人投手として初めてナショナルリーグのサイヤング賞最終候補に選ばれました。
これは日本野球史における一つの大きなマイルストーンです。
山本の今季成績は、開幕投手として30試合登板し、シーズン完走した唯一のドジャース先発投手というローテーション管理の優秀さでも高く評価されています。
ナショナルリーグ2位の防御率2.49、201奪三振を記録し、オールスター初選出も果たしました。
特に注目すべきは、被打率.183がメジャー全体でも最高水準という点です。
これは山本が打者を完全に抑え込む能力を有していることを示しています。
また、WHIP0.99という数字も、走者をほとんど許さない制球力の高さを物語っているち言えるでしょう。
さらに、9月25日のダイヤモンドバックス戦で、山本は1968年のボブ・ギブソン以来の快挙となる「200奪三振以上、防御率2.50未満、被打率.200未満、WHIP1.00未満、被長打35本未満」の5項目同時達成を実現しました。
ボブ・ギブソンはその後のキャリアで2度のサイヤング賞を受賞しており、山本の成績の凄さを象徴しています。
山本由伸がサイヤング賞を受賞する可能性は?
ポストシーズンの活躍がもたらす複雑性
山本由伸投手の最大の懸念点は、投票期間がポストシーズン開始前に締め切られているという点です。
この規則により、ワールドシリーズでの歴史的な活躍がサイヤング賞の投票に全く反映されません。
しかし、山本のポストシーズンでの成績は異例です
- ワールドシリーズ第2戦:9回1失点の完投勝利
- ワールドシリーズ第6戦:6回1失点で勝利投手
- ワールドシリーズ第7戦:中0日での連投で延長11回まで無失点(胴上げ投手)
- ワールドシリーズMVP:3勝0敗、防御率1.02
これらの成績は、ドジャースの21世紀初の連覇達成を象徴するものです。
しかし、レギュラーシーズン終了時点での投票にはカウントされないため、山本のサイヤング賞受賞の判断には直接的な影響を与えません。
指標面での比較分析
3人の候補投手を指標面で比較すると、以下のような特徴が見えてきます:
| 指標 | スキーンズ | サンチェス | 山本由伸 |
|---|---|---|---|
| 防御率 | 1.97(1位) | 2.50 | 2.49 |
| 奪三振 | 216(1位) | 212 | 201 |
| 勝敗 | 10-10 | 13-5(最高) | 12-8 |
| WHIP | 0.95(優秀) | 1.09 | 0.99 |
| 被打率 | .213 | .248 | .183(最高) |
| シーズン完走 | ○ | × | ○(唯一) |
スキーンズは防御率とWARで優位性を持ち、サンチェスは勝数で優れています。
一方、山本は被打率の低さと安定したシーズン管理が強みです。
投票のポイント
サイヤング賞の投票は、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する30名の記者によって実施されます。
各記者は1位から5位までを投票し、1位票から順に7点、4点、3点、2点、1点が配点される方式です。
投票では以下のような基準が一般的に考慮されます
- 防御率:投手個人の実力を最も正確に反映する指標
- 奪三振:支配力を示す重要な数値
- 安定性:シーズン通じての成績の一貫性
- 勝敗:チームへの貢献度の表れ
- WHIP:走者を許さない制球力
山本由伸は防御率の低さ、被打率の優秀さ、そしてシーズン完走という安定性の面で、スキーンズの本命性に対抗できる要素を備えています。
専門家の評価
ドジャースのレジェンド左腕、クレイトン・カーショーは、試合後のインタビューで山本について以下のようにコメントしています。
「スキーンズも素晴らしいシーズンを送ったとは思うが、彼(山本由伸)はそれに匹敵する、いやそれ以上だね。彼が受賞してもおかしくはない。チームにいてくれることを感謝したい」
このような評価は、メジャー内でも山本の実力が十分に認識されていることを示しています。
サイヤング賞受賞の歴史と日本人投手の関連性
サイヤング賞は1956年に創設された賞です。
ロジャー・クレメンス氏が史上最多の7度受賞しており、ランディ・ジョンソン氏も5度受賞しています。
これまで日本人投手がこの栄誉を手にしたことはありません。
もし、山本由伸投手受賞すれば、日本人投手初のサイヤング賞受賞となり、日本野球史上において輝かしい快挙となるでしょう。
まとめ:サイヤング賞2025の発表日と山本由伸が選ばれる可能性
2025年のナショナルリーグ・サイヤング賞は、ドジャースの山本由伸投手が日本人投手として初めて最終候補に名を連ねるという歴史的な状況を迎えています。
防御率1.97でリーグトップのポール・スキーンズが本命視されていますが、山本の被打率.183(メジャートップ)、優れた制球力、シーズン完走という実績は、十分に受賞の可能性を秘めています。
発表は日本時間11月13日に行われ、その結果が30名の記者投票によって決まります。
果たして山本由伸は日本人投手初のサイヤング賞を獲得できるでしょうか。
結果発表を楽しみに待ちたいですね。
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